福岡県北九州市門司区にある株式会社アクシーズニュース

アクシーズニュース

新着情報

2012.10.22

取扱商品/エンプラ素材/POM丸棒

秋も深まり、こちら北九州でも朝晩の冷え込みが厳しくなっています。
先週末(10/20-21)は、全国の町おこし団体が郷土料理の腕を競う「B-1グランプリ」が開催され、二日間でのべ61万人(主催者発表)が小倉の街を訪れ、ご当地グルメに舌鼓を打ちました。
弊社も社長以下、社員の多くが足を運びました。
自分の町がこの様な形で賑わうのは嬉しい事で、次回開催地の愛知県豊川市も潤うといいですね。


本題に入りますが、弊社(株)アクシーズはプラスチックの総合商社です。
このブログでは塩ビ(U-PVC)やポリプロピレン(PP)の材料に関する記事が多いのですが、ポリアセタール(POM)、NCナイロン、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリカーボネート(PC)等のエンジニアリングプラスチック素材も幅広く取り扱っています。
プラント内の装置部品に良く使われる素材で、それぞれ耐熱性や耐薬品性、潤滑性、機械強度、電気絶縁性等の長所を備えています。

丸棒やプレート等の素材としての販売に加え、弊社内で旋盤/フライスを用いて、シャフト/ローラー/ギア等の切削加工も行っており、1個からの少量のご注文に迅速に対応可能です。

素材の選定から製造まで、エンプラに関する事は弊社までご連絡下さい。
責任を持って製作させて頂きます。



2012.10.15

加工品/PP溶接作業

10月も半分が過ぎました。
弊社工場では、今日も製作作業が続いています。

今回製作しているのは、ポリプロピレン(PP)のタンクです。

薬液を扱うラインのタンクにおいて、まずは漏れない事が絶対条件。
素材としてのPPは耐熱性が良い反面、溶接が難しくピンホール的な隙間が残る確率が高いのが難点です。

従来の硬質塩化ビニール(U-PVC)用の溶接機ではなく、新しいタイプの溶接機で効率を上げつつ、慎重に溶接棒を重ねて強度と密閉性を確保する事に努めています。


外側は大型溶接機で溶接して、強度を確保しています。
いずれにしても、作業はゆっくりと丁寧に進めなければ本体と溶接棒の接合がうまく行きません。

水張りテストは、実際にプラントで使用される温度の上限値60℃にて行い、水漏れもなく無事にパスしました。

PPやPVCのタンクの製作は、設計~製作~設置工事まで、弊社アクシーズにお任せ下さい。
責任をもって製作させて頂きます。



2012.10.12

豆知識/「ウエルドライン」について

今回は、時々お問い合わせを頂く現象について簡単にご説明させて頂きます。

まずは、左のフランジの写真を良くご覧下さい。
(画像をクリックすると、拡大表示できます)

ボルト穴のそばにクラック(亀裂)が入っているように見えませんか?

これはクラックではなく、「ウエルドライン」と言う現象で、射出成型品で良くあるものです。
金型の構造上、フランジのボルト穴の部分には金属の柱が立っています。
そこに流し込まれた液状の樹脂が流れていく過程で、柱に当たった時点で二手に分かれて、また合流する事になります。
合流した時には樹脂の先端部の温度が少し下がっているので、表面に微妙なしわが残ります。

これをウエルドラインと呼んでいます。

また、金型に樹脂の注入口が複数存在する場合にも、ウエルドラインが発生します。


右の写真をご確認下さい。赤いの部分にウエルドラインが確認できます。

この現象は、射出成型品の製造では避けようがない事で、どのメーカーの製品も同じようにウエルドラインが入っています。

強度上100%問題がないかと言えば若干脆弱なのは確かで、耐用年数を過ぎて樹脂部品全体が劣化しはじめた頃に問題を起こすことも、まれにあります。
いずれにしても、酸やアルカリを扱うプラント内の塩ビの配管が何十年もそのまま使える訳ではなく、ガスケットの方が先にダメになりますから、定期的かつ日常的な点検が大切です。

フランジ部からの漏れを早期発見するための部品について、過去記事の「透明フランジカバー」も併せてご覧下さい。

プラント向けのプラスチック製機材の点検はもちろん、設計/製作/メンテナンスは、私ども(株)アクシーズにご相談頂ければ、豊富な経験と専門知識でおこたえします。



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