2011.02.04
加工品/大型ダンパー 750A
立春を迎え、暦の上では春に入り、こちらではつかの間の暖かい日々が続いていますが、各地の大雪や火山災害などで苦労されている皆様に、心よりお見舞い申し上げます.
さて、先日、750Aの大型風量調整ダンパーを製作致しました.
本体は6ミリ厚の硬質塩化ビニールプレートを熱加工で円筒状に曲げて溶接.
3分割の弁体は、端部で重なり合う構造で流体の遮断効率を上げています.
金属製の頑丈なウオームギアを介して弁体を駆動するので、流体の風圧によって、弁体がつられて動く事はありません.
この様に、弊社ではお客様のニーズに応じて、プラント向けに様々なタイプの樹脂加工品を製作致します.
熟練の職人が手作りしていますので、一品モノや生産が困難な物でも、きっとご満足頂けるものと自負しております.
塩ビ以外の材質、例えばPP(ポリプロピレン)やFRP(繊維強化プラスチック)等に関しても、豊富なノウハウとメーカー様のご協力で、いくらでも対応できますので、樹脂加工でお困りの際は弊社にお声がけ頂けると幸いです.
2011.01.27
棚卸休業のお知らせ / 1月29日(土)
大寒を過ぎたものの、寒さはこれからが本番です.
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
さて、現在弊社は棚卸作業を行っておりまして、今週土曜はお休みを頂きます.
在庫品については、電話口で在庫の有無を自信を持って即答できるのが弊社の強みであり、お客様から安心してご注文を頂けるものと思います.
少々ご迷惑をおかけしますが、ご理解よろしくお願い致します.
2011.01.07
製作品/PP製タンク
現在製作中の水槽、材質はポリプロピレン(PP)です.
素材としてのPPは、塩化ビニール(PVC)と比較すると、耐熱性/耐衝撃性が高く、万一火災になった時にも有毒な塩素ガスが発生しないのが利点です.
そして、焼却処分時にダイオキシンが出ないので、昨今の脱塩ビ傾向にマッチした素材です.
ただし、PPの熱膨張係数はPVCの数倍あるので、温度が高い流体に使用した時の強度を確保するには高度なノウハウが必要になります.
また、PPを溶かす溶剤が存在しない事から、PVCの様に接着加工ができないので、溶接や溶着で接合する必要があり、製作や施工に専用の設備が必要で時間もかかる事から、PVCと比較してコスト高になる事は否めません.
(株)アクシーズでは、兼ねてよりPPの配管材料を在庫販売しており、実際の設計/製作/施工のノウハウを持った人材が揃っております.
十分な強度計算と熱膨張対策を設計に盛り込んで製作中の一台が、この製品です.
現在、製作最終段階で水張り試験中です.
万一漏れが発生した場合は、徹底して補修.
施工現場や実運用でのトラブルが少ない事も、弊社の自慢です.
この様に、高度な技術で皆様の生活を見えない所で下支えする事が、弊社の使命と心得ております.
従来の塩ビのみならず、あらゆる樹脂素材に関わるご相談を、お待ちしております.
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